私は、土曜日クリスマスイブも仕事だった。
夜、早めに帰宅したが、妻子のクリスマスパーティーは終了。
子供の食べ残しの『 チキン 』、『 サラダ 』、冷めた『 ピザ 』(聞き覚えのある言葉だ)、
の夕食だった。
の夕食だった。
サンタさんから子供達へのプレゼントは既に用意している。
狭いマンション内に隠せる場所など無く、車のトランクに隠してある。
子供が寝静まってから取りに行かなきゃ仕方が無い。
狭いマンション内に隠せる場所など無く、車のトランクに隠してある。
子供が寝静まってから取りに行かなきゃ仕方が無い。
クリスマスに限って、子供が騒いで、なかなか寝ない。
タロ: 「 早く寝ないとサンタさん来ないぞ! 早く寝ろ! 」
子供: 「 サンタの正体を見てやるんだ! 絶対に寝ないぞ! 」
子供: 「 サンタの正体を見てやるんだ! 絶対に寝ないぞ! 」
― 1時間後 ―
タロ: 「 いいかげん寝なさい。」
子供: 「 眠いんだけど、緊張して眠れないんだよ~。」
子供: 「 眠いんだけど、緊張して眠れないんだよ~。」
こんな会話を繰り返しながら、子供達は10時30分頃就寝。
私は、コートを着てマンション駐車場に行く。
とても寒い。
立体駐車場を操作する。
待ってる間、とても寒い。
待ってる間、とても寒い。
車のトランクから、プレゼントの荷物一式を降ろす。
その時、ワンボックスカーが2台、マンション駐車場に停まり、中から白装束の集団が降りてきた。
真っ白なガウンに、ベレー帽。
白装束の集団は15人位居る。
集団の年齢は、私よりかなり年上。
不気味だ。
真っ白なガウンに、ベレー帽。
白装束の集団は15人位居る。
集団の年齢は、私よりかなり年上。
不気味だ。
「『 パナウェーブ研究所 』が現れたのか?」
と思ったが、最後に赤い“ サンタクロース ”が降りてきた。
サンタクロース風のおじさんは、ヒゲも付けている。
どうやら聖歌隊のつもりらしい。
と思ったが、最後に赤い“ サンタクロース ”が降りてきた。
サンタクロース風のおじさんは、ヒゲも付けている。
どうやら聖歌隊のつもりらしい。
その集団は、マンション駐車場で整列し、サンタクロースの指揮でクリスマスソングを歌い始めた。
時計を見ると10時40分だ。
『 何時だと思っているんだよ! 寝ている子供が起きるじゃないか! 』
と思いながら、とても寒いので、苦情を言うつもりも、じっと聞いているつもりも無い。
私はプレゼントを抱え、部屋に戻る。
『 何時だと思っているんだよ! 寝ている子供が起きるじゃないか! 』
と思いながら、とても寒いので、苦情を言うつもりも、じっと聞いているつもりも無い。
私はプレゼントを抱え、部屋に戻る。
妻も、“白装束聖歌隊”のクリスマスソングに「遅い時間に非常識だ!」と言っていた。
妻から聞いたが、マンションの住人の中で、コーラスグループに入っている人がいるらしい。
『 その人が、白装束仲間を連れて来て歌っているのだろう 』 と言う。
妻から聞いたが、マンションの住人の中で、コーラスグループに入っている人がいるらしい。
『 その人が、白装束仲間を連れて来て歌っているのだろう 』 と言う。
聖歌隊の服を着ていなけりゃ、ただの迷惑な集団だ。
妻と二人で、100円ショップで買った“ サンタクロースの袋 ”に、プレゼントを入れる。
用意しておいたサンタさんから手紙も一緒に入れる。
用意しておいたサンタさんから手紙も一緒に入れる。
手紙には、「今年も勉強頑張ったね。兄弟仲良くするんだよ。ママのお手伝いもするんだよ」
等のメッセージを、一人づつクリスマスカードに印刷している。
等のメッセージを、一人づつクリスマスカードに印刷している。
サンタクロースの正体もバレている様だし、面倒なのでメッセージカードを止めたかった。
しかし、子供が学校で「我が家のプレゼントは手紙付だ」と自慢している様なので、仕方なく作成。
しかし、子供が学校で「我が家のプレゼントは手紙付だ」と自慢している様なので、仕方なく作成。
11時前に、プレゼント準備完了。 後は、朝方枕元に置くだけだ。
その頃には、迷惑な聖歌隊も、寒さに負けたのか、近所からの通報で警察に排除されたのか
夜の闇に消えていた。
夜の闇に消えていた。
近所迷惑を考えない、“ 自己満足・自己完結型聖歌隊 ” だった。
静かな夜が戻って来た。
明日の朝が楽しみだ。
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明日の朝が楽しみだ。